充実の福利厚生も魅力
福利厚生の充実度
一般型ケアハウスを運営する法人の種類は限定されていませんが、その多くは社会福祉法人や医療法人が運営しています。これらの法人は国や自治体からの補助金を多くもらっているので、その分職員に還元される福利厚生も充実したものとなっています。交通費や退職金などの基本的な手当だけではなく、資格手当や家族手当などを支給している施設も多いです。手当に関しては求人情報だけではわかりにくい部分もあるので、応募時に確認しておくと確実です。
介護型ケアハウスを運営しているのは社会福祉法人が多いです。社会福祉法人も国や自治体からの補助金を多くもらえます。それに加えて、ケアハウス以外の介護施設を運営している場合も多く、経営が安定しているある程度の規模の法人の場合、福利厚生が充実していることが多いです。各種手当のほか、休暇制度なども充実している職場が数多くあります。
給与事情
ケアハウスは、特に一般型の場合未経験や無資格からでもOKとしている求人が多く、そのため給与はそこまで高いとは言えません。パート・アルバイトから始めたとして、首都圏でも時給1000円ほどのところが多いでしょう。地方の場合は時給1000円以下であることも多いです。ただし夜勤がありますので、夜勤に入れる人はその分深夜手当や長時間勤務の関係上多めの給与を得ることができます。
正社員の場合ですが、大学新卒で大体月17万～19万円です。これに夜勤手当や資格手当が別途付きますが、より高度な介護スキルを必要とする特別養護老人ホームなどに比べると低めです。全体の平均でいうと月16万～25万円、年収250万～400万円ほどの人が多いようです。ただし、ケアハウスによって利用者が負担する費用や提供するサービスは様々なので、あくまで平均的な数字として捉えておいてください。
資格取得がカギ
ケアハウスで働くにあたってより多くの給与を得たいのであれば、夜勤ももちろんですが資格を取得して資格手当の手厚い職場で働くという方法があります。可能であればケアハウスに転職する前に取得しておきたいのが「介護職員初任者研修」です。これは手当の対象になることは少ないですが、転職活動に有利に働きます。資格手当の対象になるものとしては「介護福祉士」「社会福祉士」「介護支援相談員」「ケアマネージャー」などが挙げられます。ただしすぐに取れるものではないので、資格取得支援制度の充実した施設で働きながら取得を目指すという方法がベストでしょう。これらの資格は他の施設に転職することになっても非常に役立ちます。
